ノイシュヴァンシュタイン城

 

ロマンチック街道の終点に位置するこのお城はあまりにも有名です。中世の夢物語にでてくるお城そのもので、もちろんディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったといわれています。

でも実はこのお城はとても新しく、着工は1869年(明治2年)。ルートヴッヒの生存中には完成しませんでした。というか、死によって、初期の構想どうりには完成されませんでした。工事は1892年(明治25年)まで続けられました。なお、ルートヴィヒはこの城を「新ホーエンシュヴァンガウ城」と命名しています。

 

ノイシュヴァンシュタイン城

城は、前シュヴァンガウ砦のあった切り立つような岩山の上に建っています。写真は裏山に登って撮影したものです。

内部は、タンホイザーやローエングリンはじめ、中世の騎士物語に題材をとった壁画で装飾されています。


下の写真は外の景色を城の回廊からとったものです(内部は撮影禁止だったので)。かなたに見えるのはアルプ湖、また近くに白鳥湖というのもあります。白鳥湖には実際に行ってみました。なお、この回廊から外を眺めるルートヴィヒの姿を描いた絵が残されています(H. F. Noehbauer, Ludwig IIより引用)。実際には絵のようには山は近くにみえません。

アルプ湖

 

 


ノイシュヴァンシュタイン城のふもとの小さな山の頂に、ホーエンシュヴァンガウ城があります。父マクシミリアン2世が、シュヴァンガウ騎士の古城、シュヴァーンシュタインの砦、のあった地に建設したもので(1836年完成、天保年間)、内部はゲルマンの中世騎士伝説の壁画があります。幼年・青年期の多くをここで暮らしたルートヴィヒに深い影響を与えました。

 

ホーエンシュヴァンガウ城

 


この二つの城を訪ねたときには、ふもとの村シュヴァンガウに宿をとりました。ヒュッセンからバスにのり、適当なところで飛び降りて手近なガストホフに泊まりました。安くて応対もよく、ライトアップされたノイシュヴァンシュタイン城も眺めることができ大変よかったです。

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