スタルンベルク湖

 

スタルンベルク湖は、なんといっても、ルートヴィヒが没した地として、欠かすことができません(1886年、明治19年)。写真の十字架は、ルートヴィヒの水死体が発見された地点に建っています。バイエルン公ルートヴィヒと書いてあります。

十字架

向かい側は、記念礼拝堂になっています。

礼拝堂


この十字架は、ベルク離宮近くにあります。死の前、狂人とされたルートヴィヒが幽閉されていたのがこのお城です。ルートヴィヒはミュンヘンから逃れこの城によく引きこもっていました。

ベルク城は現在個人の所有になっており、垣間見ることもできません。湖面からは見えると聞いていますが、対岸からははっきりとは確認できませんでした。

ベルク城

写真はベルク城の通用口です。看板には、公園や礼拝堂はあっち、と書いてありました。


ベルク城の対岸には、ポッセンホーフェンのお城があります。

ポッセンホーフェンの館

とてもかわいらしい館ですね。ここはバイエルン公マックスのお城で、ルートヴィヒとエリーザベト(オーストリア皇后)が幼い日を過ごしたところです。現在は、高級マンションになっているようです。なお、ヴィスコンティの映画では、ベルク城のシーンはこの城を用いて撮影されました。

スタルンベルク湖の中には、ローゼンインゼル(薔薇島)があります。薔薇が一面に咲く小さな島と聞いています。ルートヴィヒは「トリスタン号」でこの島に渡り滞在することを好みました。私は残念ながら訪れませんでした。


スタルンベルクはミュンヘンからSバーン(S6)に乗って小1時間。交通も至便です。ただ、駅から十字架までは相当歩きます。

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